息が浅い、胸がざわつく、頭が休まらない。
ストレスや不安が強いときに、寝たままでできる禅の呼吸法——禅病を克服した、白隠禅師の「内観の法」を紹介します。
禅病:修行にのめり込み、心身のバランスが壊れ、眠れない、落ち着かない、胸がざわつく、呼吸が乱れる——そんな状態が続く
白隠禅師の「内観の法」心がしんどい時、自分を内側から元気にする方法
朝起きた瞬間から頭が重い。起き上がることができない。
スマホを開くと情報が押し寄せて、心が休まらない。
人に会うのがしんどくて、外に出るのも怖い。
「頑張らなきゃ」と思うほど、体が固まって動けなくなる——。
現代なら、こういう状態を「ノイローゼ」「パニック」「躁うつ病」と呼ぶかもしれません。
似たような症状は昔からあって、江戸時代の禅僧、白隠禅師もそのひとりでした。
白隠禅師は修行にのめり込み、心身が崩れ、眠れない、落ち着かない、不安…。といった必死の状態にまで追い込まれたと伝えられます。
その必死の病を乗り越えるため、京都北白川の山中に隠遁する白幽仙人から、その病を克服する法を授かる。それが「内観の法」と「軟酥(なんそ)の法」でした。
今回は、内観の法(瞑想法)を紹介します。
「内観の法」は、自分を内側から自覚する作業
内観の法は、いわゆる「ポジティブ思考」や「瞑想で悟る」みたいな話ではありません。
頭にのぼって暴走しがちな意識(考え、不安、焦り)を、下腹と足裏へと意識しながら押し流しながら心を軽くする方法です。
① 仰向けに寝る
ふかふかのベッドよりは硬めの床の上で、天井を向いて仰向けになり目を閉じます。
② 全身の力を抜いていく
両手両足を楽に伸ばし、全身の力をゆるめていきます。
手なら手、肩なら肩の力を抜こうとするときは、その部分をいったん「ギュッ」と力を入れてから、息を「フーッ」と吐きつつ、スッと抜いてみてください。
③ 意識を「下腹部、腰、脚、足裏」へ集める
次に、意識を集中するために
- 気海丹田(おへそより下の腹)
- 腰
- 脚
- 足裏の土踏まず(足心)
この4つの箇所に軽く力をいれ、次の言葉を順繰りと繰り返し、精神を統一していきます(言葉にした身体の部分を集中します)
④ 四句を心の中で繰り返す
次の言葉を、心の中で繰り返します。
(1)わがこの気海丹田(きかいたんでん)、腰脚(ようきゃく)、足心(そくしん)、そうに、これがわが本来の面目(めんもく)、面目なんの鼻孔(びくう)がある。
(2)わがこの気海丹田、腰脚、足心、そうに、これがわが本分の家郷(かきょう)、家郷なんの消息(しょうそく)がある。
(3)わがこの気海丹田、腰脚、足心、そうに、これが唯心の浄土(じょうど)、浄土なんの荘厳(そうごん)かある。
(4)わがこの気海丹田、腰脚、足心、そうに、これわが己身の弥陀(みだ)、弥陀なんの法をか説く。
雑念が出たらどうする?
ひたすらにこの四句を唱えていると雑念が沸いてきますが、気にする必要はありません。
ただひたすらに繰り返していくと、清浄で澄み切った境地に入っていきます。
目安時間は30分。夜は寝落ちしてもOK
決まった時間はありませんが、目安としては30分ほど。
夜なら、そのまま眠ってしまっても問題ないとされています。
「頑張らないで、自然に落ちていく」
この感覚は、ストレスで交感神経が張りっぱなしの人ほど大切です。
注意点(無理しない)
- 力まない(軽くでOK)
- めまい、吐き気、不安感が強くなるなら中止
- つらさが長引く場合は医療機関、専門家へ相談
内観の法は“万能薬”ではなく、あくまで立て直す選択肢のひとつです。
鍼灸治療にできること!
ストレスで呼吸が浅く、胃腸にも出ている人
=「心の問題」は身体のこわばりにも現れます。鍼灸治療によって胃腸を中心に緊張を緩め、横隔膜を動かして呼吸を深くしていきます。
1) 仕事で張りつめてるデスクワーカー・経営者
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息が浅い/胸・みぞおちが詰まる
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食いしばり、肩首が抜けない
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寝ても疲れが抜けない
2) 不安で外出や人付き合いがしんどい人(軽い引きこもり傾向含む)
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予定が近づくと胃が痛い
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ソワソワして落ち着かない
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頭が休まらない
3) 「胃腸が弱い体質」×「ストレス」の自覚がある人
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胃もたれ、便秘/下痢、食欲ムラ
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お腹が硬い、冷える
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体調がメンタルに引っ張られる
以上。当院が施術することで体調が整うきっかけになる方へ届きますように。ご予約、お問い合わせはコメントかスタッフまでお問い合わせください。


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