はじめに
朝の過ごし方で、その日一日の心身の調子は大きく変わります。
夜の休息で整えたエネルギーを、静かに「動」の方向へ切り替えていきましょう!
現代人は夜型の生活が多く、朝の時間が慌ただしくなりがちです。
しかし、わずかな習慣の見直しが、からだの軽さや気分の明るさにつながります。
ここでは、恵比寿の鍼灸院ハリステーションが実践する、無理のない朝の整え方をご紹介します。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。内容には個人差があり、必要に応じて医療機関での診療が必要な場合があります。
朝の養生とは何か?
朝の養生とは、夜から朝への移り変わりの中で、体内の「陽気(ようき)」をゆるやかに目覚めさせる習慣を指します。夜は“陰”が主り、静けさと回復の時間。朝は“陽”が上り始め、外の世界とつながる時間です。この切り替えを丁寧に行うことが、一日のリズムを整える鍵になります。
太陽の光と体内時計のリセット
起床後に自然光を浴びることは、自律神経の切り替えに効果的です!
・光が網膜から脳に届くことで、睡眠ホルモンの分泌が止まり、覚醒を促す「体内時計」がリセットされます。
・窓際で数分間、やさしい朝の光を浴びるだけでも十分です。
季節や天候によっては、カーテンを開けて自然光を取り込むだけでも構いません。
朝に行いたい基本のケア
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口をすすぎ、水分を摂る
睡眠中に乾いた口内を口うがいで雑菌を洗い流してから、白湯を飲む。出来れば梅干しを入れて実を潰しながらいただく。
⇒寝起きの口の中は肛門より雑菌が繁殖していますので、まずは歯磨きか口うがい。白湯か朝食を取ることで内臓のリセットになります。 -
軽いストレッチや深呼吸を行う
寝ている間にこわばった筋肉を緩め、呼吸のリズムを整えます。スワイショウ、ラジオ体操など。 -
朝の香りや温度を感じる
少し窓を開けて空気を入れ替えると、体が自然に覚醒します。 -
梅干しやみそ汁など塩分を含む朝食をとる
水分と電解質を補うことで、血流がスムーズになります。梅干しは熱により栄養が高まるので、ホカホカご飯と一緒に食べるのもおすすめです。
これらの習慣は1日のストレスを補うセロトニンを最大限に引き出すためのルーティンでした。
便通を助ける朝のルーティン
朝の時間帯は「腸」の働きが活発になる時間です。朝食や排泄を意識することは、内臓の目覚めを助けることにつながります。朝食べたくない方でも、コーヒーや白湯などを飲み、便通が無くともトイレに入る習慣をつけてみてください。なにごとも週間です。
*腸の動き、蠕動運動は朝、昼に行われます。忙しくて朝食をとならない、トイレに入らないは、蠕動運動の低下を引き起こします。朝は余裕をもって目覚めましょう!
まとめ
Q. 朝の養生とは何ですか?
A. 朝の養生とは、夜から朝への移行期に体と心を整え、日中の活動に向けて陽気を高める習慣です。光や呼吸、白湯などで体を目覚めさせます。
Q. 起きてすぐに光を浴びるのはなぜですか?
A. 朝の光は体内時計を整え、自律神経のリズムをスムーズに切り替えます。自然光を取り入れることで、目覚めが軽くなりやすくなります。
寝て起きて直ぐ行動せず、陽の光を浴びながら徐々に活動しはじめる。
⇒陽の光を浴びると体内時計のリセットになります。夜も自然と眠くなる。健康への第一歩!
※旅先でも、屋外や窓際で短時間でも陽を浴びるように意識しましょう。心の不安定さや睡眠リズムの乱れを整える効果があります!
毎朝の習慣があなたの「10年後を生き抜く力」になります。
忙しい朝でも、ほんの数分間だけ「静かに過ごす時間」を持つことを意識してみましょう。
以上、恵比寿鍼灸院ハリステーションでした!
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