カルテの活用法》
結論】毎日の習慣。週一の習慣。隔週の習慣。月一の習慣を聞き取る。
問診表の記入漏れを聞き取ります。患者さんにとっては無意識の場面が治療に役立つケースがあり、患者様には上記の項目を考えて思い出してもらいます。
例】会社の出勤前に毎日早起きをして集中して業務をこなす。朝食は必ず口にするものが決まっている。など。
週一回はジムでパーソナルトレーニング、週末は運動をする。など。
隔週で会食、ゴルフをする。など。
月一で自宅に孫が泊まりに来る。など。
要点】運動習慣、食事の内容、家族構成など聞いておくと、その後の通院指導や治療中の会話に活かせます。
カルテには、その日の主訴、使用した鍼の番手と置鍼した経穴、単刺で反応があった経穴を記入。
強い刺激があった反応点は2、3日鍼の刺激が残っている場合があり、筋損傷からくる重さや怠さとの説明は重要。「翌朝スッキリしてますよ」などの声がけ。次の施術時に記入しておいた反応点の経過を伺うきっかけにもなります。「~は、その後どうでしたか?」
まとめ】治療が上手でも、会話が苦手な治療家は患者さんの記憶に残りづらいと考えます。選ばれる治療家とは、少なからず患者さんの方から話しかけてくれるはずです。
そのためには患者さんの習慣を聞き出しカルテに記入し、次の治療の際、患者さんと一緒に振り返ってみましょう。
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