コロナ後遺症への鍼灸アプローチ: 体験談と東洋医学の可能性
こんにちは、恵比寿の個室鍼灸院ハリステーションです。
今回は、コロナ後遺症に悩む患者様に対して、鍼灸師としてどのようにアプローチしているかをご紹介します。
私の姉の体験
2023年12月末、私の姉がコロナ後遺症により、味覚と嗅覚を失い、声も枯れていました。医師の診断と処方された薬で徐々に回復はしていましたが、感染から約1か月後に「鍼灸治療は効果があるのか？」と相談がありました。
私自身も鍼灸の効果に自信を持っていたため、1回目の施術で味覚と嗅覚に関連するツボを刺激しました。その結果、姉の症状が改善されました。この治療法は、私の独自のものではなく、東洋医学の教科書に記載されている基本的なアプローチでした。
コロナ後遺症とは？
厚生労働省によると、コロナ後遺症の代表的な症状は以下の通りです：新型コロナウイルス感染症の罹患後症状（いわゆる後遺症）に関するＱ＆Ａ
- 疲労感・倦怠感
- 関節痛・筋肉痛
- 咳・息切れ
- 嗅覚障害・味覚障害
- 記憶障害・集中力低下
- 睡眠障害
- 筋力低下
これらの症状は、医師の適切な処置や時間の経過とともに改善される場合もあれば、長期間残ることもあります。
東洋医学の立ち位置と効果
西洋医学と東洋医学の融合
命に関わる症状に対しては、西洋医学が非常に効果的です。外科的処置や薬物療法は、今の社会で最高水準の医療が提供されています。しかし、コロナ後遺症のような症状に対しては、東洋医学のアプローチも有効です。
東洋医学は「自己治癒能力を高める」ことを目的とし、数千年の歴史を経て進化してきました。西洋医学で外的に症状を治療しつつ、東洋医学で内的なバランスを整えることが、症状の早期改善に繋がるかもしれません。
東洋医学のシンプルな治療方法
東洋医学は、病名に焦点を当てる西洋医学とは異なり、症状に合わせた治療を行います。コロナ後遺症にも東洋医学は適用可能で、過去の文献や経験に基づいたツボの選定により、症状を緩和することができます。
東洋医学の進化とブラッシュアップ
東洋医学は、過去の治療法を基に現代の鍼灸治療が進化しています。例えば、COVID-19に対応する鍼灸治療ガイドラインが策定され、常に新しい知見が取り入れられています。このような進化により、鍼灸はより効果的にコロナ後遺症にアプローチできる治療法となっています。
まとめ
東洋医学は、オーダーメイドの治療法として、患者様一人ひとりに合わせたアプローチが求められます。生活習慣や体調に合わせた施術が重要であり、そのためには、通いやすい鍼灸院を選ぶことが大切です。
私たちの鍼灸院では、患者様の症状や体調に合わせた個別の治療を行っています。コロナ後遺症に関しても、東洋医学の視点から最適な治療を提供しますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。
少しでも患者様にとって安心できる治療選択の一助となればと思います。
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