症例

60代/女性/医療事務/膝の痛み

【膝や股関節の痛みにお悩みの60代女性の症例】

長年の膝や股関節の痛みでお悩みの患者様が、親戚の紹介で当院にいらっしゃいました。整形外科では加齢と診断され、その後、月に数回の整体院に通うも、なかなか改善が見られず、より効果的な治療を求めて当院を受診されました。

【来院のきっかけになった症状】

  • 膝の痛み: 一年前から左膝の痛みが続く
  • 股関節の痛み: 半年前から右股関節の立ち上がり時の痛み
  • その他の症状:
    • 慢性的な腰の張り
    • たまにふくらはぎがつる
    • 寝違えがよく起こる

【これまでの経緯】

  • 整形外科で加齢によるものと診断され、食事や運動に気をつけているものの、成果が出ない
  • 月に数回、整体院で自費治療を受けているが、腰の骨の石灰化が進行していると言われ、改善には至らず

【問診と検査】

最初の問診では、患者様自身が症状の原因に気づくことができました。膝や股関節の痛み以外にも、普段の座り方や立ち方が影響していることを確認。生活習慣や姿勢の改善が必要だと実感されたようです。

  • 膝裏を押すと痛みがある
  • 股関節の動きがやや硬い
  • 普段の座り方や食事、運動習慣の確認

【施術内容】

患者様には、硬くなった筋肉をほぐしながら、股関節や肩周りの筋肉を緩める治療を行いました。特に体幹を意識した運動療法を実施し、膝周りには鍼とせんねん灸を使用。腰には緊張が強かったため、浅い鍼で対応しました。また、美容鍼も加え、全体的な調整を行いました。

  • 体幹を使わせるため、もも内側の運動療法
  • 膝周りに置鍼とせんねん灸
  • 腰の反応が強いため、浅い鍼で調整
  • 美容鍼で顔のたるみもケア

【施術後の反応】

  • 足に力が入りやすくなったと感じていただけました
  • 来院時と比べて肩の高さや足先の向きが改善し、姿勢も良くなったことを共有
  • 生活習慣に関わる姿勢不良のため、3日ほどで姿勢が戻る可能性があることを伝え、再発予防のためのアドバイスを実施

【アドバイス】

膝や股関節に痛みがある場合、日常生活の姿勢や長時間同じ体勢でいることが痛みの原因となることがよくあります。お散歩や筋トレなどの運動習慣をお持ちでも、全身や関節に必要な運動が手が届きにくい場合があります。長年整体院でほぐしてもらっても痛みが再発するようであれば、根本的な解決には至っていない可能性が高いです。

当院では、問診をしっかりと行い、ご自宅での過ごし方や、長時間の姿勢に関する詳細を掘り下げていきます。再発を防ぐためにも、良い姿勢を維持することが大切です。


【今後の施術計画】

  • 2回目の施術までに、痛みが出た時の場面をメモしていただく予定です
  • 今回は腰回りの反応が強すぎて、浅い鍼で対応しましたが、次回は腰回りの鍼を増やす予定です

膝や股関節の痛み、腰の張りにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。症状に合った最適な治療を提案し、改善に向けてサポートいたします。

廣木 孝志

2022年11月恵比寿No.1の癒せる鍼灸院を開業/各業界のトップクラスから信頼される鍼灸師。セルフケアに力を入れた健康のヒントを投稿。

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