30代女性・医師の施術
ごあいさつ
医療の最前線で活躍する医師の方が、自身の体のケアに目を向ける時間を作るのは容易ではありません。このケースでは、学生時代のケガと現在の職務による負担が重なり、慢性的な緊張と痛みを抱える中で、当院での治療をスタートされました。
既往歴
学生時代、転倒により右膝前十字靭帯を損傷。その後、膝をかばった生活が続き、両脚の太ももが硬くなっていました。現在は消化器内科医師として半日以上デスクワークを行い、内視鏡操作により左腕を酷使し続けています。
当院の見立て
お仕事による腕の使いすぎ。ケアが足りないことによる筋疲労。長年の下半身の不均衡が全身に影響を及ぼし、首から肩、背中、腕にかけて慢性的な緊張が蓄積していました。特に左腕には内視鏡操作による負担が集中し、肘から前腕にかけて強い硬さが見られました。
治療方針
下半身のバランスを整え、患部の筋肉の緊張を集中的に緩めて全身の負担を軽減することを目指しました。
施術内容
- ほぐし:背中、腰、太ももの裏、ふくらはぎ、足裏を重点的にアプローチ。
- 整体:肩甲骨、股関節、手首、足首の可動域を回復。
- 鍼治療:首、肩、背中、お尻、太ももの裏、ふくらはぎ、左腕(特に肘から前腕)に鍼でアプローチ。横向きで肩甲骨周りをほぐし、仰向けで左腕を重点的にケアしました。
施術回数・期間
週1回、80分コースを1か月継続中。
治療開始から1か月が経過し、これまで「肩こりを感じたことがない」とおっしゃっていた患者様が、肩こりの自覚を持つようになりました(硬すぎた筋肉が緩み始めたことの表れです)。施術を重ねるごとに少しずつ回復が見られています。
患者様の声
「忙しい毎日の中で自分の体のことを後回しにしてきましたが、治療を受け始めて、自分の体が思った以上に負担を抱えていることに気づかされました。少しずつ動きやすさを実感しています。」
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