「首から肩にかけて腕がしびれる」「腕を上げると症状が悪化する」——胸郭出口症候群は施術職・デスクワーカーに多い症状ですが、あまり知られていない疾患の一つです。
今回は、同業者である40代女性鍼灸師が自身の胸郭出口症候群で来院した症例をご紹介します。
症例:40代女性鍼灸師・過密施術による胸郭出口症候群
主訴:首〜肩〜腕にかけてのしびれ・腕の疲れ
経緯:グループ治療院に転職後、1日最大13名の施術をこなす多忙な日々。手・腕への過度な負担が続き、ストレスも蓄積。半年後から首肩の症状が悪化し、腕にしびれが出現。同業者として鍼灸の効果を知っており当院に来院。
胸郭出口症候群とは
胸郭出口症候群とは、鎖骨・第1肋骨・前斜角筋・小胸筋に囲まれた「胸郭出口」という空間で、神経(腕神経叢)や血管(鎖骨下動脈・静脈)が圧迫・絞扼される状態です。
症状は首〜肩〜腕〜指先へのしびれ・だるさ・痛み、腕を上げると悪化、夕方以降に増悪するなどが典型的です。施術職・美容師・デスクワーカーなど腕を使う職業の方に多く見られます。
施術内容と回復の経過
斜角筋・小胸筋・肩甲骨まわりの筋緊張を緩める鍼治療を行いました。神経・血管の圧迫を取り除くため、姿勢改善(巻き肩・頭部前方位の修正)の指導も合わせて実施。同業者のため施術に対する理解が深く、セルフケアも積極的に取り組んでいただき、回復が早まりました。
施術職・腕を使う仕事の方へ
鍼灸師・マッサージ師・美容師・エステティシャンなど腕を使うお仕事の方は、胸郭出口症候群のリスクが高いです。「職業病だから仕方ない」とあきらめず、早めのケアで予防することが重要です。当院では同業者の方の来院も歓迎しています。
まとめ
胸郭出口症候群は早期対応で十分に改善できる症状です。腕のしびれ・肩まわりの重だるさでお悩みの方はご相談ください。恵比寿でお待ちしています。



コメント