症例

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺は、発症後直ぐ医療機関を受診してください。出来れば医師と連携して最寄りの鍼灸院と治療を並行していくことをおすすめ致します。

📄顔がこわばる、口から飲み物がこぼれる、目が閉じられない。と言った日常生活に支障が出る顔面神経麻痺の症状は突然発症します。帯状疱疹後の麻痺もありますが、それぞれ鍼灸治療の適応疾患です。

💡神経の働きには、筋肉を動かす「運動神経」と、皮膚への圧迫や刺激を受け取る「感覚神経」とが有ります。脳神経に負担がかかる、不眠やストレス、内臓への強い刺激が発症の原因になる場合がありますのでご注意下さい。

⛄️冬の寒い日など冷たい水で顔を洗うなど顔への急激な刺激にも要注意です。

顔の表情(動き)を麻痺させる理由が顔面神経の不具合により起こります。鍼灸師は顔面神経に沿って刺激を入れながら、硬った筋肉をほぐして、温めるなどリハビリを経て治療していきます。

🌿予防法】顔の表情を豊かに動かす。ニコニコ笑顔や口をすぼめたり開いたり適度に動かしましょう。胃腸を整えるのに食前の白湯、休憩中の白湯、寝る前の白湯がおすすめです。※白湯の作り方〜湯呑みに沸騰したお湯を半分、もう半分は水を足すと適度な温度に仕上がります。

🏳️‍🌈治療家としてこれまで、顔面神経麻痺のため病院で手術を受けた方の予後と、手術を受けず鍼灸で治療された方が徐々に回復していく両方のケースを見てきました。

▷20代女性、接客業。手術無し患者さんで、眉毛の上げ下げ、口角の動き(口がすぼめられない)などの症状に鍼灸治療を開始。4回目と7回目で患者さんにも変化と回復を実感してもらえた。無事、顔の表情を取り戻しての鍼灸院卒業。

▷20代男性、会社員。手術有り、医師から手術した箇所に触らないよう言われた。治療は肝心の顔面神経にアプローチ出来ず、術後の反応も悪く4回目で患者さんから効果無しと言われ通院が終了したケースもある。

発症から数年経った麻痺のケースでは、治療日数がかかっても少し良くなった程度だった。

悔しいが自分の技術と信頼性込みで手術後や発症から半年以上の麻痺治療は、回復が難しい。今後の患者さんのために最善は尽くします。

廣木 孝志

2022年11月恵比寿No.1の癒せる鍼灸院を開業/各業界のトップクラスから信頼される鍼灸師。セルフケアに力を入れた健康のヒントを投稿。

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