眼精疲労とは?
こんにちは、恵比寿鍼灸院ハリステーションです。本日は当院の治療内容でも上位の悩みである《眼精疲労予防》について投稿いたします。こうして文字を読むだけでも辛い方へ、役に立てれば幸いです。
上記にはデスクワークにおける、照明・姿勢・眼鏡の度数・睡眠・食事など今から取り組めるポイントが挙げています。
照明(目の「眩しさ」と「暗さ」のギャップを減らす)
部屋が暗いのに画面だけ明るいが一番疲れます。
まずは「部屋の明るさ ≒ 画面の明るさ」に寄せます。
直射の強い照明・裸電球はまぶしさで緊張が上がるので、できれば間接照明や拡散する照明がおすすめです。
画面に窓や照明が映り込むと疲労が増えるので、モニター角度・位置を調整(映り込みを消す)細かいですが大切なポイントです。
本を読むなら「手元だけ明るい」状態にしがちなので、部屋全体も少し明るくするのがコツ。
姿勢(首・肩・呼吸が固まると、目も固まる)
目は「ピント調節」だけでなく、姿勢の崩れによる首肩のこりや作業負担で疲れやすくなります。
画面の上端が目線と同じか少し下
画面から顔まで40〜70cm(腕一本分くらい)
肘の角度は約90度、脇をしめて肩がすくまない高さがおすすめです。
スマホは肘を体につける、反対の手で肘を持つ/たまに目線の高さへ上げるだけでもラクになります。
各自、休憩の入れ方は、1時間を超えない範囲で区切り、10〜15分は作業を休止(加えて、作業中にも短い小休止を挟む)さらに20分に一度、20秒だけ遠く(約6m以上)を見る“20-20-20”を併用
眼鏡の度数(合ってないと、目が「常に筋トレ」状態)
眼精疲労にはいくつか種類があり、例えば筋疲労にしても、距離を合わせるピント調整、物を目で追う6本の筋肉(内直筋/外直筋/上直筋/下直筋/上斜筋/下斜筋)が関わっています。
《疲れやすい典型は以下の4つ》
度が強すぎる(目の筋肉は寄り目が一番しんどい)
度が弱すぎる(無意識に目をこらす)
乱視が合ってない(にじみ・頭痛)
遠用メガネで近く作業をしている
PC中心の人は、遠くが見える度数より少し弱めの「近〜中距離用」のほうが楽なことも多いです。
これ注意!!「夕方に急にしんどい」「頭痛や吐き気が混じる」「片目だけ疲れる」などがあるなら、眼科の受診/眼鏡店で度数・乱視・左右差をチェックしておいてください。
睡眠(回復力=目のスタミナ)
目の疲れは、結局のところ睡眠で回復します。コツは「量」と同じくらい「質」が重要です。寝る前のスマホは、できれば就寝30〜60分前から控える(難しければ画面を暗く・文字サイズを大きく)。
目の乾きが強い人は、暖房+口呼吸で悪化しやすいので、部屋の乾燥対策もセットで。
小技として。休日の寝だめは体内時計がズレやすいので、起床時間はなるべく一定にしておきましょう!
食事(乾き・血流・修復を支える)
目に直接効く特効薬はないので、疲れにくい土台づくりのイメージしてください。
タンパク質:目まわりの組織や筋肉の回復に必要(卵・魚・肉・大豆製品)
鉄+葉酸:不足(貧血傾向)があると、だるさ・頭痛など疲れやすさの背景になることも(赤身肉・レバー・あさり・ほうれん草)
ビタミンB群:糖質・脂質・たんぱく質の代謝を助ける。極端な不足があると疲れやすさの一因になり得る(豚肉・納豆・玄米・海苔など)
オメガ3(青魚):食事として青魚は健康的。ただしドライアイに対する“サプリ”の効果は研究で結論が分かれるため、「まずは生活調整+必要なら医療」で考えるのが安全(サバ・イワシ・サーモン) (New England Journal of Medicine)
水分:ドライアイ寄りの人は、コーヒーだけで回してると乾きやすいので、水・お茶も足す。
東洋医学的には肝臓の機能低下による眼精疲労も考えられますが、基本的には生活習慣の乱れから起こりえる症状です。食事、睡眠、運動を心がけてそれでもしんどい場合は、医者の診断を受けておいてください。
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