
来院された経緯
40代男性、システムエンジニアの患者様が来院されました。幼少期、小児麻痺により松葉杖での歩行を余儀なくされ、喘息にも悩まされる日々を過ごされました。学生時代には運動を控える生活を送りながらも、大学在学中に起業。その後、ひとりで会社を経営されるまでに至りましたが、デスクワークや会議が多い生活が続き、慢性的な肩こりと腰痛に悩まされるようになりました。体に触れられることに敏感な性格で治療を躊躇されていましたが、奥様の紹介をきっかけに当院を受診されました。
施術の内容
初回の施術では、喘息のためうつ伏せが難しいという状況を考慮し、横向きや仰向けの体勢で施術を行いました。当院の個室鍼灸院という環境が、繊細で敏感な患者様にも適しており、初回からリラックスした状態で治療を受けていただけました。施術後には体が軽く感じられたとのお言葉をいただき、次の治療に前向きな姿勢を示されました。
長期的な治療計画と、満足度のバランス
患者様の体は長年のデスクワークによる負担で、肩甲骨や股関節の動きが著しく制限され、全身に過緊張が見られました。また、脳疲労による睡眠の質の低下もあり、慢性的な疲労感が抜けない状態が続いていました。このため、即効性を求められる中で、段階的に体のバランスを整える治療計画が必要でした。
体のパフォーマンスを向上させる治療方針
治療後の目標は『首と肩が軽くなる』こと。緊張している筋肉をほぐし、肩甲骨や股関節の動きを改善することを1回の治療後の目標としました。喘息持ちのためうつ伏せは避け、横向きで全身をほぐしてから鍼を行い、仰向けでは腰や肩回りのストレッチを加えました。さらに、首や肩をほぐした後、ヘッドマッサージでリラクゼーションを促進しました。患者様は施術を受けるごとに体や呼吸が軽くなり、特に睡眠の質が向上したと報告されました。
急性期から安定期への施術経過
初診後、1週間以内に2回通院、その後1か月おきに通院を継続されました。4回目の受診時には体のほぐれ具合が初回に比べて大きく改善し、肩こりや腰痛の症状も軽減。睡眠の質の向上により、日中の活動にも良い影響が出ているとのことです。現在は、月1回のメンテナンス通院を継続しながら、快適な日常生活を送られています。この経験から、患者様はご自身の健康管理への意識を高められ、デスクワークの合間にストレッチを取り入れるなど、セルフケアにも積極的に取り組まれています。
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