症例

ギックリ腰

50代、男性、ゴルフ、移動時間、座っている時間が長いギックリ腰

鍼灸院の受診で1,2を争うのが腰痛です。重いものを持った時の激痛、くしゃみをしただけで腰痛、自然とせまりくる腰痛を何パターンかの腰痛が存在します。

秋頃、数年ぶりにゴルフを再開して先週はハワイで1週間の間、数回ラウンドをしていた。朝、洗顔する前かがみのタイミングで発症。

当院の見立て

ギックリ腰の際、重いものを持っていなかったので内臓の不調を視野に入れて問診。年末の外食はそこそこあった。

治療方針

当日の朝LINEがきたので応急処置を伝えて午後から来院してもらい60分の施術。一回目の術後は可動域改善のみ。こわばる箇所の可動域改善を狙って施術。術後は起き上がる時と歩き出す際に痛みが残る。基本、初日は痛みは続くのであたたまる湯船、お酒は控えてもらう。

治療内容

内臓由来のギックリ腰はお腹周りの緊張を緩和、股関節と太ももの内側を緩める。筋緊張由来のギックリ腰は短時間のうつ伏せでお尻を鍼でアプローチ。横向きで頭から腰までを鍼で治療。腰の圧痛点はしっかりと鍼の刺激を入れる。局所は炎症が起きているので腰回りの筋肉がこわばらないように徒手療法で緩和させる。寝返りなどで痛みの緩和具合を質問しながら最後は座らせて背中と腰に抵抗運動をかける。

施術回数

鍼と徒手療法3回で完治。1、2回目は炎症のため痛みは無くならないので周囲の筋肉がこわばらないような施術を行う。

その日に痛みのピークが起こることを伝える。施術初日の夜に痛み再発。痛み止め飲む。

翌日来てもらい60分施術。立ち上がるとき、歩き出すときの痛み。股関節から順番にほぐして、一通り施術をした後、座位で運動鍼。背中に抵抗運動をかける。来たときより症状は緩和。細かい痛みは残る。

年が明けて3回目の治療、座ってから立ち上がるときの痛みのみ。仙腸関節を整えて、一通り施術。術後は立ち上がる痛み無し。歩く時の痛みなし。ギックリ腰に関しては卒業。また定期的なメンテナンスを提案。

廣木 孝志

2022年11月恵比寿No.1の癒せる鍼灸院を開業/各業界のトップクラスから信頼される鍼灸師。セルフケアに力を入れた健康のヒントを投稿。

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