症例

しびれ、痺れ

「1ヶ月前ぐらいから、手のひらがしびれるんです」

40代 女性 会社員。4月に転職して半年後に右手にしびれを感じ、1ヶ月経過したところで当院を受診。デスクワーク。残業で19:30から23:00帰宅とばらつきがある。上司との相性が悪く部署替えがあった。

病院には行かず市販の湿布を腕や首に貼って様子をみていた。以前にも左坐骨神経痛で鍼灸院を利用した経験から鍼に抵抗はない。

▷神経症の疑いからテスト法を行う。徒手検査で頚椎症、胸郭出口症候群の兆候あり、その日の施術は行ったが念のため整形外科の受診を勧めた。後日、整形外科での診断結果は「C6、7頚椎ヘルニア」整形外科の先生のアドバイスもあり、局所と痩せてしまった腕の筋肉にパルスをかける。

首肩、背中、腕に鍼、首と腕にパルス10分。肩甲骨周りの運動療法、首と頭蓋骨の調整で40分コース。パルスをかけると術後が良かった。硬いところを緩めるより、痩せていた筋肉を動かしてあげるイメージでの施術が合っていた。

仕事をしている限り症状は再発するので多い時は週一で通院。3回目以降は徐々に通院回数を減らして最終的には2週間に一度の通院となった。

鍼灸治療の効果はあり。痛み、しびれ等は過信せず画像診断を視野に入れておく。

ポイント】症状が出ている右腕が、左と比べて明らかに痩せていた。

 

廣木 孝志

2022年11月恵比寿No.1の癒せる鍼灸院を開業/各業界のトップクラスから信頼される鍼灸師。セルフケアに力を入れた健康のヒントを投稿。

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