症例

30代/男性/部品設計/耳鳴り

来院された経緯

30代男性、部品設計者の患者様が当院を受診されました。夏頃から突然、左右の耳に「キーーーン」という高音の耳鳴りが始まり、特に夜間は症状がひどくなり眠れない日々が続いていました。病院でビタミン剤などの薬を処方されましたが、症状は改善せず、音楽やドライヤー、ゲームセンターなどの音によって耳鳴りが悪化してしまう状況に悩まれていました。

耳鳴りの周囲を良く観察する

当院で診察したところ、首や肩のこりが非常につよく、全身に緊張が見られる状態でした。耳鳴りの原因として、ストレスや姿勢の影響が大きいと判断し、耳周辺の血行を促進しながら、全身の緊張を解消する治療を提案しました。施術後の数週間で、左耳の耳鳴りが軽減し、以前よりも眠れるようになったと報告がありました。

日常の問題点

患者様は音に対して非常に敏感で、日常生活で耳鳴りが悪化する要因が多く、症状がなかなか完全には治らないことが課題でした。また、夜間の耳鳴りによる睡眠不足が慢性化していたため、日中の集中力の低下や疲労感にも悩まれていました。

施術の流れ

施術方針は、耳周辺の血行促進と首肩の緊張緩和を中心に行いました。うつ伏せで首、肩、背中をしっかりと施術し、肩回りの整体で動きを改善させ、横向きで耳周りに鍼を施し、赤外線で温めることで血流を促進しました。また、耳を軽く引っ張る動作や鼓膜に振動を与える特殊な施術を取り入れ、耳周りの緊張を和らげるアプローチをかけていきました。施術は週1回、40分のコースで半年間継続。

鍼灸治療を受けたあとの変化

施術開始から1か月ほどで左耳の耳鳴りが軽減し、夜中に起きる回数も減少。症状が改善する中、年末は待望の好きなバンドのライブにも参加され、大いに楽しむことができたそうです。その後も右耳の症状が完全に消えるわけではなかったため、メンテナンス通院を継続。現在は耳鳴りと上手に付き合いながら、より快適な生活を目指して治療を続けていらっしゃいます。患者様自身も、姿勢や生活習慣の見直しを進めており、体調のさらなる改善を目指されています。

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廣木 孝志

2022年11月恵比寿No.1の癒せる鍼灸院を開業/各業界のトップクラスから信頼される鍼灸師。セルフケアに力を入れた健康のヒントを投稿。

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