こんなお悩みはありませんか
子供の頃からのアトピー性皮膚炎が、社会人になってから再燃してしまった。皮膚科でステロイドの外用薬など標準治療を受けているが、忙しい時期や緊張が続くと痒みが強くなり、夜中に痒みで目が覚めてしまう。寝不足が続くとさらに肌の状態が悪くなる気がする。
今回は、実際に当院で施術を行った50代女性の症例をご紹介します。
結論、お灸は良い!
患者様のプロフィールと来院までの経緯
Sさん(50代・女性・フリーランスシステムエンジニア)
Sさんは子供の頃からアトピー性皮膚炎の既往があり、皮膚科で外用薬による治療を継続されていました。社会人になってから残業や人間関係のストレスが増え、特に繁忙期になると痒みが強くなり、夜中に痒みで何度も起きてしまうことが続いていました。寝不足が続くとさらに肌の状態が悪化するという悪循環を感じており、皮膚科の治療と並行して何か対策はないかとインターネットで検索し、当院を見つけて来院されました。
なお、Sさんは皮膚科にて舌下免疫療法を計画中です。
当院の治療も並行して継続いただいており、現在は「痒みに伴う不眠やストレスのケア」という観点から施術を行っております。
東洋医学的な視点から見たアトピー性皮膚炎
東洋医学では、皮膚は血によって潤されていると考えられています。血が不足し皮膚を十分に潤せなくなると、乾燥や痒みが生じやすくなる「血虚風燥」という状態になります。さらに、ストレスや緊張が続くと肝の働きが乱れ、その熱が上半身や皮膚に影響を及ぼす「肝郁化火」が加わることで、痒みが一段と強くなると考えられています。Sさんの場合も、ストレスの多い時期に症状が悪化するという経過が、この血虚風燥と肝郁化火が重なった状態とよく一致していました。
アトピー性皮膚炎については、公益社団法人日本皮膚科学会によるアトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021でも、標準治療に加えて、痒みやストレス、睡眠など生活の質に関わる要因への対応が重要とされています。当院での鍼灸は、この標準治療を補う位置づけとして、自律神経のバランスや睡眠、ストレスへのアプローチを行っています。
当院での施術内容
越石式灸法は湿疹や腫瘍の箇所にも可能な灸です。3回の全身お灸にて施術ごとに良い感想をいただきました。
鍼では、全身の状態を整えることを目的に施術を行いました。血を補い皮膚を潤す目的で曲池、血海、三陰交を用い、ストレスによる肝の高ぶりを鎮めるために太衝を使用しました。また、痒みによる不眠に対しては神門、内関を用い、自律神経を整えて眠りやすい状態に近づけることを意識しました。施術を重ねる中で「夜中に起きる回数が減った」というお声をいただいています。
セルフケアのアドバイス
施術と並行して、ご自宅でも続けられるセルフケアをお伝えしました。就寝前にスマートフォンの使用を控え、照明を落として副交感神経を優位にする時間を作ること、入浴は熱すぎないお湯でゆっくり浸かり、保湿剤は入浴後すぐに塗ることをお勧めしました。また、痒みを感じた時はこすらず、軽く冷やしてから保湿することで皮膚への刺激を減らせることもお伝えしています。
まとめ
アトピー性皮膚炎は皮膚科での標準治療が基本となりますが、ストレスや睡眠不足が症状を悪化させる悪循環を作っている場合、鍼灸による自律神経やストレスへのアプローチが補助的な助けになることがあります。皮膚科の治療と併せて、痒みによる不眠やストレスにお悩みの方は、恵比寿、代官山エリアの当院までお気軽にご相談ください。





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