症例

便秘に鍼灸|ストレスと出張で悪化する慢性便秘を東洋医学でケア【鍼灸師監修】

こんな便秘でお悩みではありませんか

もともとお腹が弱い体質ではないのに、忙しい時期や出張が続くとお腹の張りが続いて出にくくなる。下剤を使えば出るが、使わないとどんどん溜まっていく感覚がある。病院で検査を受けても器質的な異常は見つからず、「ストレスかもしれません」と言われるだけで終わってしまう。このような便秘のお悩みは、恵比寿、渋谷エリアで働くビジネスパーソンから特に多くご相談をいただきます。今回は、実際に当院で施術を行った40代男性の症例をご紹介します。

患者様のプロフィールと来院までの経緯

Kさん(40代・男性・IT企業管理職)

Kさんはマネジメント業務でのプレッシャーが大きく、出張や繁忙期になると決まって便秘がひどくなるという悩みを抱えていました。普段から3日に1回程度のお通じで、出張中はさらに間隔が空いてしまい、お腹の張りと重さで仕事に集中できないこともあったそうです。内科で検査を受けたものの器質的な異常はなく、「ストレス性のものでは」と言われたものの、それ以上の具体的な対処法は提案されなかったとのことでした。ネットで「便秘 鍼灸 恵比寿」と検索し、当院を見つけて来院されました。

東洋医学的な視点から見た便秘

東洋医学では、ストレスや緊張が続くと「肝」の働きが乱れ、その影響が「脾」や「胃」に及んで腸の動きを滞らせると考えます。これを「肝気犯脾」と呼び、ストレス性の便秘の背景としてよく見られる状態です。気の巡りが滞る「気滞」の状態になると、腸自体に器質的な問題がなくても、動きそのものが鈍くなり、お腹の張りや排便間隔の延長につながります。Kさんの場合も、緊張の続く出張時に症状が悪化するという経過が、気滞による便秘の典型的な特徴と一致していました。

鍼灸治療と便秘の関係については研究も進んでおり、公益社団法人全日本鍼灸学会の鍼灸のエビデンスに関するページでは、鍼灸治療によって排便回数の増加や便の状態の改善、便秘に伴う不快症状の緩和が報告された研究が紹介されています。

当院での施術内容

Kさんの施術では、気の巡りを整えて腸の動きを促すことを基本としました。お腹の天枢、大巨を中心に用いて直接腸の動きにアプローチし、便秘の特効穴として知られる支溝、合谷を併用しました。また、ストレスによる肝の乱れに対しては太衝を用い、緊張をゆるめることを意識しました。施術後は「お腹が温かくなって軽くなった感覚がある」とのお声をいただきました。

セルフケアのアドバイス

施術と並行して、ご自宅や出張先でも続けられるセルフケアをお伝えしました。まず、忙しい時期でも食物繊維を意識的に摂ることをお勧めしました。厚生労働省のe-ヘルスネットの食物繊維に関するページでも、食物繊維が腸内環境を整え便秘予防に役立つことが解説されています。また、出張中で時間が取れない時でも、朝起きてすぐに白湯を一杯飲むことや、お腹を時計回りに優しくマッサージすることをお伝えしました。深い呼吸を意識することも、緊張をゆるめて腸の動きを助けるためにお勧めしています。

施術後の経過とまとめ

週に一度の施術を継続したところ、数回でお通じの間隔が安定し、出張中でもお腹の張りが以前より軽くなったとのことです。便秘は単なる体質の問題ではなく、ストレスによる気滞が背景にあることが少なくありません。ストレスや出張による便秘にお悩みの方は、恵比寿、渋谷エリアの当院までお気軽にご相談ください。

廣木 孝志

廣木 孝志

2022年11月、恵比寿で個室鍼灸院を開業/痛みの緩和、全身調整が得意/セルフケア提案とコンディショニングを大切にしています。

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