症例

20代/男性/会社員/右ひじの痛み

来院の経緯
20代男性。会社員であり週末にはパーソナルトレーナーとして活動されている方が来院されました。

彼はこれまで小中高でハンドボール、大学ではアメリカンフットボールをプレイしてきた経歴を持ち、筋力トレーニングにも熱心です。今回はベンチプレス中に右肘に痛みを感じるようになり、近くの鍼灸院で治療を受けていましたが、転職の都合で治療が中断。その後、症状が悪化し、近隣の鍼灸院を探していたところ当院を訪れてくれました。

検査しながら痛みの原因をさぐります
初診時に体全体の姿勢や筋肉の状態を診察した結果、肘の痛みの原因が下半身から背中、肩にかけての「ねじれ」にあることを特定しました。特にハンドボールの左足ジャンプと右投げの癖が、姿勢のアンバランスを生み出し、ベンチプレス中に肘へ過剰な負担をかけていたと思います。この診断をもとに、肘そのものの痛みと、根本原因にアプローチする治療計画を立てました。

施術後の経過
初回の施術では完全に肘の痛みは改善せず、治療後の数日間も痛みが残る状態が続きました。このため、患者様からは「本当に効果が出るのか」との懸念も一時的に見受けられました。また、運動習慣の強い患者様にとって、トレーニングを控える提案はストレスが大きいものでした。

施術は最善策を常に考えておこないます
治療方針は、全身のねじれを整えながら肘に直接アプローチするものでした。骨盤から背骨、肩甲骨、肩腕にかけての硬さをほぐし、股関節の可動域を広げることで姿勢を改善。さらに、肘周囲には鍼を施して炎症を軽減せさます。運動療法も取り入れ、正しい腕の使い方を体に覚え込ませることで再発を防ぐアプローチを行いました。その後、治療を重ねるごとに痛みは軽減し、3回目の治療のあとにはベンチプレスをしても肘に痛みを感じることがなくなりました。

施術後のケア
現在、患者様は肘の痛みなくトレーニングに励まれています。施術後のケアとして、症状が再発しやすい3~6か月以内にメンテナンスを行う重要性を説明し、月1回のメンテナンスを提案しました。患者様もこれに同意し、現在は定期的に通院していただいております。この経験から、患者様はトレーニングの質を向上させるための身体ケアの重要性を理解し、健康維持の一環として取り組まれています。

 

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廣木 孝志

2022年11月恵比寿No.1の癒せる鍼灸院を開業/各業界のトップクラスから信頼される鍼灸師。セルフケアに力を入れた健康のヒントを投稿。

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