「坐骨神経痛と言われたが、なかなか改善しない」「帯状疱疹のあとから肋骨に痛みが続いている」——神経痛は適切なアプローチで改善できる症状です。
WHOが鍼灸治療の効果を認めた49疾患の中には、神経痛(三叉神経痛・肋間神経痛・坐骨神経痛)が含まれています。当院での治療経験をもとに解説します。
坐骨神経痛に鍼灸が効く理由
坐骨神経は人体最大の末梢神経で、腰椎から臀部・太もも裏・ふくらはぎ・足先まで走っています。腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・梨状筋症候群などにより圧迫・刺激されると、片側の臀部〜足にかけてのしびれ・痛みが生じます。
鍼灸は神経周囲の炎症を鎮静させ、筋肉の緊張を緩め、血流を改善することで坐骨神経への圧迫を軽減します。当院での経験では、坐骨神経痛は3〜5回の鍼灸治療で大幅に改善するケースが多くあります。
症例:帯状疱疹後の肋間神経痛(70代女性)
帯状疱疹後に肋骨に沿った痛みが持続。着替えの際に腕を上げると強い痛みが出る状態でした。うつ伏せが辛いため横向き姿勢で背骨と肋骨から出る神経に鍼の刺激を入れ、発疹まわりにはちねるお灸を使用。最終的に頭鍼療法(頭部への鍼)も加えたところ腕を上げる動作が楽になり、週1回×4回の通院で施術終了となりました。
帯状疱疹後神経痛への重要なポイント
帯状疱疹後の神経痛は、発症後できるだけ早く医療機関を受診し、抗ウイルス薬の投与を受けることが後遺症を防ぐ最大のポイントです。鍼灸は抗ウイルス薬と並行して早期から開始することで、より効果的に回復を促すことができます。
また厚生労働省も帯状疱疹ワクチン接種を推奨しています。50歳以上の方は特にご検討ください。
神経痛に鍼灸を検討する場合の注意点
しびれ・神経痛は原因によって対応が異なります。足に力が入らない・排尿障害がある場合は緊急性があるため、まず整形外科・神経内科を受診してください。神経痛の原因が特定されたうえで、鍼灸を補完的に活用するのが安心です。
まとめ
坐骨神経痛・肋間神経痛への鍼灸は、WHOも有効性を認める治療法です。当院では整形外科・内科との連携を大切にしながら、神経痛への鍼灸アプローチを行っています。恵比寿でのご相談、お気軽にどうぞ。





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