学生時代から社会人になった今も週末バスケットボールを続ける30代男性の、約3年間にわたる定期ケアの記録です。単発の症例ではなく、「競技を続けながら体を維持する」タイプの症例報告としてまとめました。
プロフィール
30代男性、営業職。車での移動が多く、平日は長時間の運転と座り仕事。学生時代からバスケットボールを続けており、週末は試合や練習、平日は筋トレも習慣にしています。
初回来院のきっかけ
初回は2023年1月。右脇腹の痛みと、体をひねったときの可動域の制限が主訴でした。体格がしっかりしていて鍼の刺激にも強いタイプだったため、以降は状態に合わせて刺激量を調整しながらのケアを続けています。
3年間の主訴の移り変わり
この方の特徴は、来院のたびに主訴が変わることです。
- 連休のバスケ三昧のあとの背中の張り
- 試合が続いた週のふくらはぎの圧痛、繰り返してきた足首の捻挫
- 3連戦のあとの膝裏、ハムストリングのパンパンな張り
- 体をひねったときに出る腰の痛み
- 大事な試合前のコンディション調整
- 筋トレ(ベンチプレス)で硬くなった大胸筋と肩甲骨まわり
平日に運転と座り仕事で腰やもも裏が硬くなり、そこへ週末の試合で一気に負荷がかかる——社会人アスリートに典型的なパターンです。
施術内容
その日の主訴と体の状態に合わせて、鍼の太さ(刺激量)を使い分け、低周波パルス、お灸、ストレッチを組み合わせています。張りの強い部位(腰、お尻、ハムストリング、ふくらはぎ)へのパルスを軸に、試合期は全身調整、筋トレ期は胸まわり・肩甲骨まわりを重点的に、という具合です。
いま:引退イヤーのコンディション維持
ご本人は「あと1年で本気のバスケは引退」と決め、市民大会なども含めて試合の多い最後のシーズンを走り切る計画です。当院の役割も「痛みを取る」から「試合が続いても大きく崩れない体を保つ」「引退後に向けた食事と筋トレの体づくりを支える」へと変わってきました。
同じ悩みの方へ
週末プレーヤーの体は、平日の座り姿勢で縮こまり、週末に爆発的な負荷を受けるという振り幅の大きい環境にあります。ハムストリングやふくらはぎの張りは腰の不調のサインであることも多く、放置すると肉離れや捻挫の再発につながります。「痛くなってから」ではなく、試合が続く時期の前後にケアを入れるのがおすすめです。
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