症例

顔面神経麻痺に鍼灸|発症後すぐの早期対応が回復のカギ【整形外科連携・鍼灸師監修】

「顔の片側が突然動かなくなった」「口から飲み物がこぼれる」「目が閉じられない」——顔面神経麻痺は突然発症し、日常生活に大きな支障をきたします。

発症後の早期対応が回復に大きく影響します。鍼灸はこの分野で有効性が認められており、医療機関と並行して早期から始めることが推奨されています。

顔面神経麻痺とは

顔面神経麻痺は、顔の表情を作る顔面神経(第7脳神経)の障害により、顔の片側の筋肉が動かなくなる状態です。代表的なものにベル麻痺(原因不明・最多)とハント症候群(帯状疱疹ウイルスによる)があります。

⚠️ 顔面神経麻痺は発症後すぐに医療機関を受診してください。できれば神経内科・耳鼻科でステロイド治療・抗ウイルス薬の投与を受けながら、最寄りの鍼灸院と並行して治療を進めることが回復への近道です。

発症の原因とリスク要因

脳神経への負担として、不眠・ストレスの蓄積・免疫力の低下が発症のきっかけになることが多いです。また冬の寒い日に冷たい水で顔を洗う・冷風が顔に当たるなど、顔への急激な寒冷刺激も誘因になることがあります。疲れが溜まっているときや体力が落ちているときに発症しやすい傾向があります。

鍼灸による顔面神経麻痺へのアプローチ

鍼灸師は顔面神経の走行に沿ってツボに鍼を刺し、神経の回復・筋肉の再活性化を促します。顔の運動神経・感覚神経両方に働きかけ、表情筋の機能回復を目指します。

鍼灸はWHO(世界保健機関)が有効性を認めた49疾患の中に顔面神経麻痺を含めており、特に発症後早期(2週間以内)からの開始が回復率を高めることが知られています。

回復のポイント

早期に医療機関と鍼灸院の両方でケアを開始すること、ストレス・睡眠不足・過労を避けること、顔への寒冷刺激(冷風・冷水)を防ぐことが回復を早めます。自宅でのマッサージは状態によっては逆効果になることもあるため、鍼灸師の指導に従ってください。

まとめ

顔面神経麻痺は早期対応が回復のカギです。医療機関での治療と鍼灸を並行することで、より早く・より完全な回復を目指せます。恵比寿でのご相談、お気軽にどうぞ。

廣木 孝志

廣木 孝志

2022年11月、恵比寿で個室鍼灸院を開業/痛みの緩和、全身調整が得意/セルフケア提案とコンディショニングを大切にしています。

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