症例

季節の変わり目のアレルギー性の咳に鍼灸|30代女性への定喘・肺経ツボケア【症例】

患者プロフィール

30代女性。自営業。マスク着用時間が長く、口呼吸になりやすいお仕事環境です。首肩こりのケアで定期的に来院されています。

主訴と経過

季節の変わり目になるとアレルギー性の咳が出やすく、空気が乾燥する時期には咳のあとに痰が続くことも。ある回は施術中にも激しい咳が数回出るほどで、鼻水がのどに落ちる感じ(後鼻漏のような症状)も気にされていました。

東洋医学的な見立て

東洋医学で咳は「肺」の働きの乱れと関わりが深いと考えます。この方は首肩こり・口呼吸・乾燥という条件が重なっていたため、咳のツボとして知られる奇穴・定喘(ていぜん)と、腕にある肺の経絡のツボ(尺沢・太淵)を中心にケアする方針を立てました。

施術内容と経過

  • 首の付け根にある定喘(ていぜん)へ、貼るタイプの小さな鍼(円皮鍼)を2か所。
  • ひじの内側の尺沢(しゃくたく)、手首の太淵(たいえん)に置鍼。
  • 背中の肩甲骨まわり(膏肓など)や腰のツボも組み合わせ、全身の緊張をゆるめる施術を行いました。

咳は季節や体調によって波があるため、症状が出やすい時期に合わせてケアを続けながら経過をみています。※効果や経過には個人差があります。

同じ悩みの方へ

季節の変わり目の咳は、のどだけでなく「乾燥」「口呼吸」「首肩まわりの緊張」が重なって長引くことがあります。就寝時の加湿、マスク内でも鼻呼吸を意識する、首もとを冷やさないといった工夫がおすすめです。

2週間以上続く咳、発熱や血痰をともなう咳は、まず呼吸器内科など医療機関の受診をおすすめします。

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廣木 孝志

廣木 孝志

2022年11月、恵比寿で個室鍼灸院を開業/痛みの緩和、全身調整が得意/セルフケア提案とコンディショニングを大切にしています。

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