「アゴのあたりが、なんとなくもたつく」——美容鍼をご希望された40代女性の言葉です。ただ、この方の体を診てまず目についたのは、顔ではなく食いしばりの強さでした。
ご来院時の状態
- 40代・女性(ふだんは首肩こりと頭痛のケアで通院。この日は美容鍼をご希望)
- アゴのラインのもたつき、目の周りの疲れが気になる
- 触診でエラのあたり(咬筋)と側頭部の筋肉が、はっきり硬い
- ふだんから食いしばりの傾向が強い
- 肩が上がりやすい癖もあった
食いしばりは、顔の輪郭に出ます
噛みしめるときに働くのは、エラのあたりにある咬筋と、こめかみの側頭筋です。この2つは、腕や脚の筋肉と同じように、使い続ければ硬く張ってきます。
顔の筋肉が張ると、その上にある皮膚や脂肪の位置も影響を受けます。「フェイスラインがもたつく」と感じるとき、原因がたるみではなく、筋肉の緊張のことがあるのはこのためです。
そして食いしばりは、顔だけの問題では終わりません。側頭筋の緊張は頭痛につながり、咬筋の硬さは首肩のこりと連動します。この方が首肩こりと頭痛でも通われていたのは、偶然ではありませんでした。
当院の美容鍼は、体質チェックとセットで行います
顔だけに鍼をするのではなく、全身の状態を確認したうえで、顔に施術します。この方の場合は、食いしばりという明確な原因があったので、そこを外さないことが第一でした。
施術では、目のまわりと顔まわりへの美容鍼に加えて、エラ・側頭部・首にもアプローチしました。顔の表面だけを刺激しても、噛みしめる力そのものが変わらなければ戻ってしまうためです。
経過
施術後、アゴまわりと目の周りについて変化を感じられたとのことでした。
ただ、この方の場合いちばん大きかったのは、ご自身が「自分は食いしばっている」と自覚されたことだと思っています。日中に気づいて力を抜けるようになると、施術の間隔が空いても状態が保ちやすくなります。
思い当たる方へ
次のどれかに当てはまる方は、食いしばりの傾向があるかもしれません。
- 朝起きたとき、アゴのあたりが疲れている
- エラの筋肉を押すと痛い、または硬い
- 集中しているとき、奥歯が当たっている
- こめかみのあたりから頭痛が起こる
日中の対処はひとつだけです。「気づいたら、奥歯を離す」。上下の歯は、本来わずかに離れているのが自然な状態です。パソコンの端に付箋を貼っておくなど、気づく仕掛けを作ると続きます。
なお、口が開きにくい、開けるときに音が鳴る、痛みが強いといった場合は、歯科・口腔外科でご相談ください。顎関節の状態を確認したうえで、鍼灸を併用するのが安心です。
恵比寿鍼灸院ハリステーションの美容鍼は、体質の見立てとセットで行います。初回限定プランもご用意しています。ご予約・ご相談はLINEまたはWEBから承っております。




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