症例

足底筋膜炎による足裏・かかとの痛み|立ち仕事の30代女性シッターへの鍼灸アプローチ【症例】

患者プロフィール

30代女性。保育士・ベビーシッターとして、抱っこや立ち仕事、徒歩での移動が多い毎日を送られています。以前から首肩こりや背中の張りのケアで定期的に来院されていました。

主訴と経過

ある日の明け方2時頃に足の違和感があり、朝5時には左ふくらはぎの激痛で目が覚めたとのこと。当日は足を引きずるようにして来院されました。

翌日に整形外科を受診され、「足底筋膜炎」と診断。1週間分の痛み止めが処方され、当院では医療機関の治療と併行して鍼灸でのケアを行うことになりました。

東洋医学的な見立て

立ち仕事と抱っこの繰り返しで、ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)が常に緊張し、足底の筋膜が引っ張られ続けていた状態と考えました。ふくらはぎの承山(しょうざん)、足の内側の経絡を整える三陰交(さんいんこう)を中心に、股関節まわりの緊張もあわせてゆるめる方針を立てました。

施術内容と経過

  • 初回:股関節・すね・ふくらはぎ・足首に鍼。施術後、歩行時の痛みはご本人の感覚で「10段階の10→2」まで軽減がみられました。
  • 2回目(翌日):股関節と三陰交に鍼通電(パルス)。うつ伏せで首・腰・ふくらはぎもケア。
  • 3回目(約1週間後):歩くときのかかとの痛みが残るため、同様の施術を継続。テーピングも活用しました。
  • 4回目(2週間後):「昨日から痛みが取れた」とのお話。
  • 約1ヶ月半後:長時間歩くお出かけも痛みなく過ごせたとのことでした。

※効果や経過には個人差があります。

同じ悩みの方へ

足底筋膜炎は、足裏だけでなく「ふくらはぎのハリ」が背景にあることが多い症状です。お風呂上がりのふくらはぎ・アキレス腱のストレッチ、朝ベッドから降りる前の足首回しがおすすめです。

夜間や明け方の急な強い痛みや腫れがある場合は、まず整形外科など医療機関の受診をおすすめします。

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廣木 孝志

廣木 孝志

2022年11月、恵比寿で個室鍼灸院を開業/痛みの緩和、全身調整が得意/セルフケア提案とコンディショニングを大切にしています。

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